そろばんネタ帳

そろばん四方山話

002)チェックとそろばん

中世ヨーロッパでは、縦横に入った線(基盤目)の上に小石を並べて簡単な計算を行う「線そろばん」が使われていました。 そして基盤目は、携帯に便利な布地に描かれるようになり、これがチェックデザインの源流と言われています。 なお、当時はゼロや位取りの概念が普及しておらず、もっぱら計算は線そろばんで、記録はローマ数字で行われていました。

線そろばんの図

算盤の運算(1514年)

~東西算盤文献集(山崎與右衛門編)より~