そろばんネタ帳

そろばん四方山話

062)居酒屋さんのそろばん

居酒屋さんのそろばん
世の中、不思議な縁(えにし)があるものですね!

 

先月(9月)飛び込みのユーザーから「どうしても商店用そろばんが欲しい」というご依頼がありました。 なんとか1コを確保して、お持ち帰りいただきましたが、

「大阪商工会議所の近くで居酒屋を営んでいるが、79歳になるお婆さんがソロバンが無いと仕事にならないので助かった」というお言葉でした。

 

 

 

昨夜(10月8日)に大阪商工会議所で講演会があり、小職も聴講しました。会場で顔見知りの方に会い、良く行く店に案内されました。立ち飲みだけの気さくな店ですが、由緒があり、客層も良いようです。この顔見知りの方も立派なキャリアをお持ちの方です。

 

さて、そのカウンター越しの上の方に、上記画像の古いそろばん3丁が鎮座されています。手許には、先日弊社からご購入いただいた新しいそろばんがありました。

古いそろばんは油か何かでベトベト状態。なるほど、昔から商店用そろばんの芯材に鉄芯が使用されている意味が再認識できました。通常の竹芯では、こんな状態では玉は動かないでしょう。

 

最後のお勘定は、若い店員さんが新しいそろばんでやって下さいました。ご明算!!