そろばんネタ帳
そろばんムービー
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- 013)雲州そろばん その伝統的技術と技法5(後編)
- 「組み立て・仕上げ」の後編です。ここでは、そろばんを美しく仕上げるために、磨き・角の面取りなどを入念に行います。そして、定位点を入れる作業をした後、最後の仕上げに入ります。また、ペーパー・トクサ・ムクの葉と徐々に細かく磨いていき、モクロウで艶を出し、最後に布で磨きます。その後、職人が自身の目で検査を行い、キズ・運動具合の不備などをチェックしてようやく「そろばん」の出来上がりです。ここまで丹精込めて...
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- 014)雲州そろばん その伝統的技術と技法5(前編)
- そして最後の「組み立て・仕上げ」です。ここも、6と7に分けております。出来上がった部品を一つにまとめていきます。まず、軸を1本1本上面に表皮が来るよう中ザンに差し込みます。5玉をいれ上枠と左右枠を取り付けます。1玉をバランス(色・木目などの)を見ながら入れて行き、下枠を入れます。こうしてまとめられたそろばんを平らに仕上げていきます。 ...
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- 015)雲州そろばん その伝統的技術と技法4(後編)
- 「枠の製造工程」の「その2」です。 ここでは、中ザン(梁)作りと裏板です。裏板は「くり板」と言われるように綺麗なアーチを描いた美しい飾り板です。職人さんがのみでアーチを彫り込み、最後に面取りして一つ一つ仕上げます。 ...
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- 016)雲州そろばん その伝統的技術と技法4(前編)
- そして、「枠の製造工程」に入っていきます。この製造にはたくさんの工程があり、前編と後編の2回に分けて公開させて頂きます。まず前編からです。ここでは、枠に軸穴を開け、上枠と下枠を作ります。ほぞ穴の加工・みぞと穴・三角ルーラー・ハトメ穴などを作っていき、枠の完成です。最後の磨きは、やはりサンドペーパー・トクサ・ムクの葉・モクロウです。トクサやムクは本当に自然に生えている草や木の葉です。自然の力を借りて...
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- 017)雲州そろばん その伝統的技術と技法3
- 次に「軸の製造工程」です。ここでは、煤竹の切り株から節の部分を切り取り、徐々に「軸」に仕上げていく工程が撮影されています。手作りそろばんの軸はかやぶき屋根の囲炉裏の上でいぶされた煤竹を使用します。節の部分を取り去ったものから小割りし、小刀で削り、粗芯こき・表皮はぎ・再度芯こきし、それをサンドペーパー・とくさ・むくの葉・モクロウで磨いていきます。モクロウが残ると玉の動きが悪くなるので、最後は布で丁寧...
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- 018)雲州そろばん その伝統的技術と技法2
- いよいよ、そろばんの製造工程に入っていきます。まずは、「玉材の製造工程」です。 ここでは、木をスライスしたものから、美しい玉の形になるまでの工程が撮影されています。半年以上乾燥させた木材から10mm厚の輪切りを作り、まず粗玉にする。自然乾燥したあと、穴ざらい・ふちとり・穴ざらいと工程を経て、そこから手廻しろくろで「仕上げ削り」。そして面取り・艶出しの作業の後、最後の穴ざらいをして、やっと玉の出来上...